五戒と十善戒

入菩提行論

五戒(ごかい)は、仏教における在家信者が守るべき基本的な5つの戒律のことです。これらは、善き生き方の指針として説かれています。

十善戒(じゅうぜんかい)は、仏教における十の善を行うための戒律で、三つの行い「身・口・意」に基づいています。それぞれが人々の行いを清らかにし、心を穏やかに保つ助けとなる教えです。

五戒(ごかい)

1,不殺生戒(ふせっしょうかい)・・・生き物の命を奪わないこと。

2,不偸盗戒(ふちゅうとうかい)・・・何人のものを盗まないこと。

3,不邪淫戒(ふじゃいんかい) ・・・不道徳な性的行為をしないこと。

4,不妄語戒(ふもうごかい)  ・・・嘘をつかないこと。

5,不飲酒戒(ふおんじゅかい) ・・・酒を飲まないこと。

十善戒(じゅうぜんかい)

身業(身体の行い)

1,不殺生(ふせっしょう)・・・生き物を殺さない。

2,不偸盗(ふちゅうとう)・・・他人のものを盗まない。

3,不邪淫(ふじゃいん) ・・・不道徳な性行為をしない。

口業(言葉の行い)

4,不妄語(ふもうご)  ・・・嘘をつかない。

5,不綺語(ふきご)   ・・・無意味な話をしない。

6,不悪口(ふあっく)  ・・・暴言や悪口を言わない。

7,不両舌(ふりょうぜつ)・・・仲違いを生むようなことを言わない。

意業(心の行い)

8,不慳貪(ふけんどん)・・・むやみに欲張らない。

9,不瞋恚(ふしんに) ・・・怒りにまかせない。

10,不邪見(ふじゃけん)・・・誤った見方を持たない。

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